top of page

dubai & abu dhabi tour,

①経緯
2014年製作のWORLD WIDE GRINDCORE 
COMPILATION CD-DVD [SLAVE TO THE GRINDCORE]

これに参加したMATICRUST(FROM UAE,)とのやりとりは現在でも続いてまして。大体雑談が多いです。そもそもEL ZINEに彼らのインタビューが掲載されており、それを見たCorbata VO,Takkeが提案。COMP製作時にコンタクトを取ったのがきっかけで、一年以上WEB上でのやりとりが続いている事になります。これが最初のきっかけです。

 

MATICRUSTのメンバー、DONDON(茨城のあの方ではないです)との雑談の中で、大型イベントやるんよ、という話が出てきました。フランスのDEPARTMENT OF COLLECTIONてスゲーグラインド呼ぶんよ。お前らも来年は参加しろよ、と。

彼はこう言っていた。


が、これを俺が誤訳した、ココ強調しときます。完全に誤訳しました。

 

俺はすっかり今年呼ばれているのかと文脈から勘違いし、メンバに相談したら、面白いですね、英語で詳細詰めます。→ Vocal側でもコンタクト取る流れに→あぁ?何かやりとりが咬み合わないので、matsuさんのやりとり文面見たいので見せて下さい→今年呼ぶとは一言も書いてないじゃないですか!!!! 何やってるんですか来年の話ですよこれ。

 

誤訳、あぁやっちまった...ガックリ。勿論これは俺の勘違いの為、謝ってコトの経緯を説明し、来年は宜しくね、とまとめようと考えていたのですが...。

「でも出せるなら出して下さいと強気で推しましたけどね(笑)」最後の一言。


TAKKEの本領発揮。こちらの勘違いなのに強気推しと。そもそも自腹上等なのは全員一致していたし、行けるなら即チケ取る気マンマンですから。

 

ここで現地のMATICRUST DONDONから、企画者Erickson Acyatanに相談窓口が移っていきます。メールで文字だけのやり取りでは、俺がいくらGoogle翻訳で意訳した所で追いつかない部分があります。喋り言葉もそうですが、普通に無理です。Google翻訳の限界は何処だ、ココだ。

 

で、この強気推しに対し、真剣に考えてくれたのが、現地企画チームの熱い部分で。数日待ったのち、連絡が。OKだ。カモンガイズ。これ以後の企画の外郭、旅券や宿泊詳細についてはTakkeにお願いし、俺はその他の部分で話を詰めていく、という感じです。

 

話を聞いていると、俺らが国内でやってる様な一人が企画する形式ではない本格的なものでした。確かに会場もドバイ&アブダビともに非常に大きい会場。企画に一体どの程度の人員が動いているのか、という話ですが、10名以上の部隊が総動員で動いていたことが判り、既に骨格が出来上がっていた。そこを俺らが途中から引っ掻き回してしまったという事になります。

 

現地スタッフ統括がErickson Acyatan。彼から以下
カメラマン
ドライバー
イラストレーター
T-shirt印刷
チラシやチケット印刷
告知PV製作
食事
宿泊先手配
Fun Zine製作者

 

総てがバンドマンで構成された強固なチームで、各分野総て有機的に動いてます。多少雑ですが連絡網も非常に速く回ります。無論自腹きって今回の企画を成立させている、という具合です。

 

ここまで読んで、何が大変なコトになっているという空気は感じ取れるでしょうか。その通りです(笑) 後戻り出来ない一本道です。当初決まっていたヘッドライナーは一つ。UAEローカルの出演バンドの数、20コ出演。この大型企画を、Corbataが如何に引っ掻き回しているかがよく判ります。

世界各国をツアーして廻るDEPARTMENT OF COLLECTION、彼らはOBSCENE EXTREME AMERICAにも出演する等、日本国内では見たトコFINAL EXIT 菊池君にしか知名度ありませんが、動き回っている気鋭のバンドです。

 

対し、Corbataはこれまでドメスティックブラスト土着勢力として23年間も国内でくすぶっとる俺が率いとるバンド。これに手配を逐次、変更調整してくれていた。感謝をしなければバチが当たる訳です。

 

②中東状勢におけるドバイ&アブダビの立ち位置
我々はNEWSで散見できるものしか情報がないですよね。目立つ部分で云えばISISがシリアを拠点に滅茶苦茶な事にしている、という現状でしょう。目を覆いたくなる映像から、渡航先としての中東は印象が(この渡航時は)最悪なのかもしれません。

世界地図を見てほしいのですが、シリアとドバイ&アブダビは非常に離れています。ISISの侵攻区域は主にシリアを中心としており、他地域はテロ目的な為、日本は別として、テロの場合は何処に居ようと確率は一緒なのかも。

 

但し、世界のハブ空港として、文化や経済的発展の為、ここ40年程度見栄と意地で開発を行ってきたドバイの存在がモノを言います。チェックが非常に厳格です。

 

俺が渡航前に云われていた事は以下。
半ズボンは着てくるのダメ。

バンドTシャツも同様、預け荷物で持ち込むのはOK。

ジーパンダメ。

Corbata物販T-shirtsもデザインがISISを連想させるので持ち込んでくれるな。

音源もSLAVE TO THE GRINDCOREは表紙オッパイ全開だから超ダメだ。

DVDは審査に一週間以上かかるのでそもそも無理だ。

覆面もお前らの覆面は本格的にISISだからウルトラダメだ(!!!)

 

て事はCorbata的にかなり厳しい。4年に及ぶCorbataの活動は中東では一切通用しないってか。体育座りで夕陽眺めてろとでも。渡航前このあたりの話で企画者、メンバ共に意見が飛び交いました。まー最終的にDVD以外は全部持ち込んだんですけどね。

 

で、Yシャツにスラックスという、どう見ても不自然な格好で写真に収まってるのがあるんですが、企画者の話は俺らを軽くハメようとかではなく、入国に際してだけは何があるか判らない為、観光客然としていてくれという事だったんです。俺の格好を見て笑っていたけど、理由は大真面目な訳です。

 

ドバイって、どんな印象ですか?
飲み仲間で、経済系著書で一瞬だけアマゾンランキングで又吉を抜いた藤原和博に聞いたら「明るい北朝鮮だよ」あ、それは行けばよく判る。

 

建物は豪華で次々建築するけど、内実はメンテが間に合っていない。

空港のトイレすら詰まって使えなかったり。

デカい建物に見合う大型エレベーターが無く、小型が数基だったり。

北斗の拳のカサンドラを彷彿とさせる風景があったりとか。

犯罪が無い、という点は良く書かれますが、外形的な一側面として男尊女卑社会な事は間違いない様です。それが犯罪とかではなく風習風土だと。但し、今回企画をしてくれた方々がそういう訳ではありません。彼らもそういった文化を外様の視点で眺め、批判しています。アラブ諸国独特のものであり、フィリピンその他の諸国から流入してきている人たちにそういったことはありません。ここ強調しておきます。

 

逆に、夜中二時に半袖の女が街を出歩いているのは俺が見てもギョッとしましたが、そのくらい安全です。一体何故か。

 

公衆での飲酒厳禁。逮捕。実は一番コレがデカいと思います。酒はホテルと空港以外一切売っていません。スーパーマーケット、その他レストランにも一切ありません。探し歩きましたが皆無でした。飲酒許されているのは家。皆で酒を飲める、これだけでかなり不良だぜ俺ら、という事なんです。何せ、ライブハウスの中でも瓶を隠して紙コップに注いで皆でシェアしてましたから。

 

③音楽的背景
今回の企画をしてくれたのはフィリピン出身の方々が大半を占めています。
特にハードコア、グラインドコア、デスメタルをやってる側の人は。
中国人とフィリピン人のハーフの方もいました。5年間働いてフィリピンの家族のもとに帰るか、更新して仕事を続けるか。話を聞くとそういう方も。エクストリームミュージックは主としてフィリピンから持ち込まれており、インディーレコード屋は皆無。なのでネットによるDL販売が主となっており、ライブの機会は少ない。(2016年現在は月イチでエリクソンが企画しています)WEBによるプロモーションをしっかりやる、というバンドが多い印象。やたら手の込んだYoutubeプロモがあったり。地元のフェスに出たりしてる動画があったり。勿論メタル系も普及していますね。そのあたりはGLOVAL METALを参照願います。

④中東におけるCorbataの危険性
我々は普通のバンドですが、UAEバイアスがかかると話は別。

前述した様に、ISISとの類似による弊害が非常に大きく影を落とします。

覆面姿、Tシャツ&音源物販不可の件。入国時の諸注意などなど余計に心労は増します。


実は渡航の二週間前、ドバイ空港でシリア行きの爆弾入りコンテナがが発見されて、ドバイ税関職員はピリついとると。ギターもハードケースは銃器と疑われる可能性があるから持ってくるな、貸すからとエリクソンに言われました。次々困難が待ち受けてます。正直、心折れない様にしとるのがやっとです(笑)

 

まず、今年の1月に加入したYUU君は7弦ギターを使います。クソ太い弦を使うし。0.62とかかな一番太いのは。7弦持ってる人いる?こんな感じだけど判ります?俺もよく知らないけども。と事細かに調整・擦り合わせまでするのが俺の役目。二日間貸出せるとのことで一件落着。

 

結成当初より覆面バンドとして活動。先述の通り物販Tシャツのマークがダメ、ライブでの覆面姿も...。恐らく他のバンドなら何ら問題なくライブやれると思いますからご安心を。

 

で私は当初、有り余るTシャツの持ち込みを諦めていましたが、結局持ち込みました(笑)で初日のドバイで完売しちゃいました。

 

⑤渡航詳細
行き
2015年10月22日木曜日深夜0:15(正確には23日金曜日の午前)。
東京羽田からカタール航空でドーハへ向かいます。
ドーハからドバイへもう一便乗り継ぐんですが、搭乗口がチケットに記載されていないので、着いたら現地の電光掲示板を見てください、と羽田で軽く言われました。ドーハで電光掲示板を見てみたら、今いる位置より、かなり端っこに搭乗口がありますな。時間も全然ありませんと。残り15分を切っている。これはヤバい。走れ!思い切り走って、5分前に搭乗口に着きましたが、「ダメですハッチ閉めちゃいました」間に合いませんでした。

 

マジか!!! 5分前だろが御前今すぐココで殺すぞ!!! 御前一人殺すのは訳もないぞクソ野郎、と日本語で言った所で通用はしない訳です。

 

...ぅえー?行きで早くもトラブル発生。手続き出来るトコは何処?と探して、どうにか一時間遅れの次の便に乗れる事になりました。本当なら企画者がAM9:10にドバイ空港へ迎えに来ている筈。連絡しなきゃマズい。連絡を取らねば。ですがイモトのwifi契約はドバイとアブダビローカル仕様の為、ドーハでは通用しない。

 

空港のwifiでどうにか繋がりまして、遅れるけど待ってて下さいと伝えたら、先にIMでエリクソンの友人Tarekから連絡が入っており、自宅で寝てた。遅れるけど大丈夫かなって(笑)判ったよ、コッチも遅れるから十分間に合うからというなんともな感じで。こっちの危機感との乖離は凄いものがありました。

 

午前10時台にドバイ空港へ到着。

空港出口でエリクソンら数名が待っててくれました。しかも、半ズボンに黒のバンドTシャツ、しかもGAUZE着とるー!コラー!こちとらわざわざビジネスYシャツやスラックス買ったりしたんだよ~!という感じでワイワイしてました。

 

初日滞在先になるMarc Floresの家で一休み。出された食事がちょっと面白かった。細長いご飯と一緒に生卵を炊飯し、ゆでたまごになったままの状態でご飯まみれになってるモノ。勿論殻付き。それを剥いて、ご飯にスープや薬味をちょいちょい入れて食べる。うまお。

 

うまお終了で一息入れたら、ドバイモールでヘッドライナーDEPARTMENT OF COLLECTIONと合流してライブ会場に行くようなので、車に乗り込んで移動。ここか岡村が夜景見てたトコは。ブルジュハリファも見える。

 

takkeが越谷のショッピングモールとどっちがデカいですかね?と云ってたけど、うーんどっちもどっちかなぁという印象でした。但、超巨大な水槽があって魚が見れるのはココだけかも。あと、金(ゴールド)を買うエリアがありました。

 

タバコを吸えるエリアで風景を眺め、再び車に乗り込みライブ会場へ。Fridgeは超大型の会場でした。今までやった事が無い広さ。比較するならば、ナルトシ君企画のGRIND FESの会場より少し狭いくらい。非常に大きいハコで、大型タペストリーも綺麗に掲示されてまして、立派なイヴェントなんだなと改めて認識。

 

トータル20バンド出演の為、キッカリ17時スタートで巻きも押しもなく次々出演してゆきます。形態様々でメタル~デスメタル勢が多い印象。ウチの物販が次々売れてゆくってのは、価格設定を現地用に下げたから。買ってくれた方へはもれなくオマケでパッチとステッカーをつけました。

 

我々の出番は初日が9番目の真ん中で、現地時間の夜8:45からでした。これは日本時間で夜の1:45。時差はマイナス五時間あります。東京出発時からあまり寝てないし、マイナス5時間のラグも入って正直何時間起きているのか全く分からない状態。眠さも相まって異様にハイでした。

 

本番中ドラム椅子にトラブル発生。椅子の高さが本番中に落ちる。

替えても落ちる為キレました。動画part 1ラス曲参照。


その瞬間は動画に音として収まっているので判るかと思います。

GRINDは曲間無しならセッティングを一瞬も直す隙が無い為、セッティングが総てです。これには超キレましたが、ライブ全体としてはこちらのキレが伝わったのか非常に好反応でした。椅子を横にぶん投げて立って叩いてた箇所もあったので。

 

ライブ後もキレており気分は最悪でしたが、楽屋に戻ったら何故かネコがいるとの事で、ココです何々と覗いてみると、可愛いネコが一匹。人懐こいネコで緩和された様な気がします。ネコも動画撮影しとけば良かったんですがね。まぁ終わったものは仕方がなく、物販ブースに戻るとお客さんが次々Tシャツと音源を買ってゆくので、その対処に追われました。

 

現地通貨ディルハムは8種類くらい紙幣があります。裏にしか数字の表記がないのと、お札の紙質が良くない為、多くはシワシワ。暗い場所でそれを見分けながらやりとりを行うのも一生懸命で。で、この日のラストを飾るヘッドライナー、DEPARTMENT OF COLLECTIONはペダルとチャイナ持って来てないから貸してくれと言ってくるし。。で一度しまったものをまた出したりで。超バタバタしてる感じでした。色々ありすぎます。

 

ドバイ初日終了。

ドバイの宿泊先に戻り、3時とかです。このあたりよく覚えていないんですが、多分そんくらいだったと思います。で明日は9時に迎えに来るとエリクソンが言っていたので、疲労困憊だったので即寝。

 

翌日は早めに起きシャワーに入って、準備してたら、今夜の宿泊先は別の奴の家だから荷物を全部持って行くよと。聞いてなかったんで驚きましたが、同じくドバイの仲間なので車なら近所、という感覚しかありません。DEPARTMENT OF COLLECTIONもそこで宿泊してると。話は出来そうだな、日本語で説教しようかと(笑) 冗談ですが。

 

て事で、次の宿泊先に荷物を置きに行き、ドバイから150キロ程離れたアブダビへ。

途中、海によってしばし観光。Tarek Botti Adouaniの面白さが爆発。
写真参照。超巨漢のサングラスの人がtarec。バージアルアラブをバックに記念撮影。

 

その後は一直線にアブダビのAl ruchi Hallへ。雑居ビルの二階にある結婚式の披露宴会場です。どう見てもそういう感じの内装でした。壁にHappy birthdayと書かれた紙が貼ってあったり、パーティ会場としても使われている場所を押さえた様でした。

 

初日もそうですが、フードについてはエリクソンの奥さんがお手製サンドと市販のミニポテチ、コーラがついて15ディルハム。腹いっぱい。

 

ドラム椅子がすべて壊れているのならば回転式のを買うから楽器屋寄ってくれと主張したんですが、現地の椅子を調整してもらい納得のゆく高さに。ほっとしましたが大きな音を出せる昨夜の会場の様な訳ではなく、かなりPAに控えめにされており、どうにかならないものかと思ってましたが、一番キツかったのはギターのYUU君だと思います。アンプがどれもこれも小さすぎて工夫が超大変そうでした。

出来ることなら音圧を感じ取れるトコまでは最低限もってゆきたい訳で。毎度本当に音響には悩まされます。スタジオでも国内のハコでも、工夫と対策で機材は次々増えてゆく。たまに思うんですが、俺ら音が好きでやってるんで、それ抑えるとは音楽人としてどういう了見だと訴えたい時があります。

 

椅子問題は解決。全体的な演奏も悪くはないのですが、正直な所、我々が考えるような音圧にならなかったのは残念。でも、多くの現地友人達が暴れまくったおかげで最高に楽しく、昨夜の様な後悔もなく満足感や達成感はありました。

 

その後にDEPARTMENT OF COLLECTIONがやったんですが、もう昨日借りたんで今度は挨拶ナシでいいよね、的なノリで機材持ってゆきやがりました。て事でライブ中はずっとドラムの隣でウンコ座り(笑)

 

彼らは演奏面で見ても、ドラム的に見ても非常に高度だと思う。演奏面は本当に上手いし体力もありますね。見応えのあるドラミングでした。INSECT WARFERE程ではないが、頑張ってる印象です。但し、盗人みたいにヒョコヒョコやってきて、他人の物勝手に使うときには、逐次礼儀があるだろうというのと、客が御前のトコに支払ったウチの物販代金、指摘しなきゃ返さない人間性はどうか(笑)

 

最後に計算が合わない部分があるのはコレだ。フランスのクソ野郎だったというコトで俺の中では処理済みです。誰が何と云おうと、事実は曲がらない。

 

物販面では、Corbataに完全に軍配が上がりました。音源Tshirts持ち込み分はほぼなくなりました。フランスクソ野郎驚いてましたね。現地の平均単価を事前に聞いていた。細部に至るまで細かい調整をこちらが行っていた部分も大きいと思いますが、最後はライブでしょう。

 

二日目のライブが終わり、また150キロかけてドバイの宿泊先に戻ると、宿主がまだ到着していない為近所の軽食屋でファラフェル等を注文してだべって、しばらくするとエリクソンと共に宿主レオ君到着。彼は先に部屋へ戻り、その場でしばし歓談。

 

部屋へ戻ると宿主のレオ君がいびき全開で寝ている。そして爆睡しながらチンコ部分が超勃起している...。苦笑。時間が経過して、もっかい見ると角度が変わっている...。この光景に我々外国人参加者は全員ここに来て追いつめられてました。このままだとイビキうっさくて寝れないし、なんか本人超勃起してるしなんなんだよ(笑)

結局朝の四時頃まで起きてまして、その後にイビキが収まってようやっと就寝。濃いな毎日。ツアーだと思いました。

 

我々たっての希望で、最終日は自腹ホテル借りました。このままだと遊ぼう遊ぼうと次々押し寄せて来るため、全く休めん(笑) 休息を取れたらと自腹で配置したものでした。エリクソンに送ってもらい昼過ぎに到着して、荷物を整理した後に少し街を徘徊してみた。

 

酒売ってないかと...。売ってない!!!どこにも売ってない。スーパー、レストラン、どこにも無い。貴重な最後の数時間を無駄にしたくはないので、インド料理屋で食事をし、ホテルに戻り小さなプールに入るともう夕方。そして我々のチェックアウトは夜中の2時と超はやい。

 

ホテルに戻り瓶ビールを一杯。サイコー!ですが残存時間はどんどん過ぎてゆく。

少し寝たい。休息しにわざわざホテルを取ってるんで、takkeは既に寝ようとしている。その間俺のiphoneに「俺の奥さんも見せてやるからドバイモールの噴水ショーを一緒に見ようぜブラザー!」ご機嫌なtarekから連絡が入っている。こちらは事情を書いて丁重にお断り。

 

 もう一件、「インタビューをし忘れたのでお前たちドバイのホテル街いるんだよな。今車で近所来てるんだけど、どこホテル?」とメッセージが。ロックオン。や...休めない(笑)

 

俺は疲れてるけど、飛行機で寝れたら良いと考えてたので

「もうロビーに来たよ」というインタビュアーのReymond Bravoに会いにゆく。

あまり遅くはなれない、何故かといえばカードキーを持ってゆけないからだ。

 

wifiとiphoneが我々にとって最大の命綱の為、カードキーを抜くと部屋の電気が落ちてしまい充電ができなくなる。Yuu君に大変に申し訳ないのだが帰宅時のドア開閉役として起きていてもらい、俺はロビーで対処する事に。夕方6時くらいでしょうか。

 

「腹減ってんだけど、近所のメシ屋いかない?」さっきインド料理食ったばっかしだから飲み物だけで、近所なら付き合う。短時間でお願いしますと。
ホテルを出て、しばらく歩くと彼行きつけの店が休み。

じゃぁ中華料理行こうと更に2ブロック離れた店へ。

 

雑談を交えながら移民問題や労働者問題からレコードのプレス代金話やら、bandcamp話やらフィリピンハードコアのシンジケーションが如何に強固か等を一気に話してくれた。

 

親父が中国&母親フィリピンのハーフであるレイモンドは非常に早口で、冗談を混ぜて来る。それらの言葉を把握するので手一杯で、インタビューどころではなく、むしろ俺がインタビュアーをしてる体だった訳で。なんかヒアリング勉強になったス。

 

とか言ってる場合ではなく、疲労困憊のYuu君が寝ずに待ってる訳でして。俺は早く帰らないといけないんだと伝え、中華料理屋を出ると、今度は道に迷う訳です。もーねー。

 

ホテル何処だっけ。既にもうこのあたりでホトケの領域にまで耐える能力が備わっている為、これもまた旅である、という心境でトータル二時間経過の後、ホテルへ戻りました。

 

既に夜8時を過ぎている。てなわけで帰国後きちんとやりとりをしたいと話して、部屋に戻ると顔色が真っ青で待っていたYuu君が。これには大変申し訳ないと思っている。(バウアー)

 

即寝て、今度は強烈な呼び鈴が夜中1時に鳴り響き目が覚める。

今度はエリクソンが早めに迎えに来てくれていたのだ。というのも、準備に30分はかかると見越した彼の判断によるもの。ソレ見事に当たりだが、もう少し寝たかった。

 

荷物を持って車に乗り込もうとすると、エリクソンの車窓に紙が貼られている。駐車禁止。罰金だそうだ。俺らの為に本当に申し訳ないです。

 

最後の夜を車窓から眺め、空港に到着すると、駐車禁止の代金をtakkeが払おうとすると彼は拒否した。最後に記念写真と、来年も再来年も来いよ、との有難い言葉。何度も何度もお礼を言いながら空港に入りました。

 

その後、ドバイ空港朝5:30出発→羽田22:30到着で空港近くに駐車場まで移動、車でメンバー二人を送って帰宅後、ビデオを編集して明け方にようやっと寝ました。

 

総括
★Erickson Acyatanは今回の企画全体を通してみてもその労苦は並大抵のものではないと思ったし、よくこの地でやろうと思ったなと思う。彼らはこの土地が余所からどの様に見られているか自覚しているし、でも、やるんだよ!という気持ちが物凄く伝わったし、今後もやり続けるとのこと。

 

今回最高にCorbataに対してのテンションが熱く友人となったChili-Con MangasarがGRINDCOREはフレンドシップだと書いていました。

 

「もともとポジティブな音楽」故tottsuanも言っている。

今回を通しツアーの奥深さ、濃さ、何より人々の繋がりをまざまざと感じたし、何より超面白かった。世界の人々と繋がれる機会なんて一生のうちにあと何回出来るんだろうとも。

旅のトラブルは未然に回避できない様になってる為、それも含みで皆で一緒に楽しもう、と常々心がけていた次第です。

 

多くの関係者から既にfacebook上でのリポートを翻訳して読んだと云われました。加筆修正を加え最終版とさせて頂きます。お読み頂きまして有難うございました。

 

thank you dobai & abu dhabi,

arigatou!!!

 

special thanks

Erickson Acyatan Marcore Flores Leo Rebato Tarek Botti Adouani Hermon Verano Chili-Con Mangasar Reymond Bravo Ffondaa Skogsrå Dondon Collado Fitz Gerard Gadingan Kristofferson Balagas Jay Son Olegna Irdnaj Roliuga Herbert Madriaga Rino Alfonso Bernard Barroquillo and... all of  dubai & abu dhabi Crew,

 

Corbata /matsu

Dubai gig  Youtube,
Corbata dubai live part1
 

 

Corbata dubai live part2
 
 

 

bottom of page